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2008/03Archive for

柳宗理 エッセイ

たまたま図書館で見つけて読んだ「柳宗理 エッセイ」。氏の作るもののイメージから、なんとなく穏やかな語り口を想像していたら、前半の予想外に激しい語り口に驚かされた。もちろん語り口だけでなくて内容も鋭く、特に45ページからの「デザイン考」は、「デザイン」を仕事にする人間として色々と猛省させられる内容だった。

デザインの至上目的は、人類の用途の為にということである。
創造のないところに本当の意味のデザインはない。従って創造のないものは模倣であって、本当のデザインとは言い得ない。
デザインの創造とは、表面上のアピアランスの変化ではない。創意工夫をもって内部機構を改革することである。
デザインの形態美は、表面上のお化粧づくりからだけでは出て来ない。内部から滲み出たものである。
本当の美は生まれるもので、つくり出すものではない。

こんな、 ある意味当たり前のようにも思えることが真っ直ぐに書かれていて、そのあたりまえと思えるような事が満足にできていないことに反省することしきり。

しかしプロダクトデザイン方面の「思想」は面白い。Webに生かせるノウハウもたくさんあるはずなのでもっと色々見聞きしてみたい。

http://exp.zkdesign.jp/1024/book.png

このところプロダクトデザインやグラフィックデザイン、タイポグラフィなど、Webとはちょっとだけずれたデザイン系の本を図書館で借りてきては読んでいたりする。いろいろ読んでで強く再認識させられたのが、「ああ、デザインってこういう創造的で刺激的な行為なんだよな」っていうこと。最近こういう直球の「クリエイティブ魂」みたいなマインドが薄れている気がする。

で、そういったいろいろなものに刺激を受けたこと、そしてこのところ「図書館で借りて本を読む」という事をよくするようになったおかげで、「本を読む」という行為についてふと思ったことがあり、試しに↑みたいな形に仕立て上げてみた。

#で、作りながら思ったこと。たとえばBlogという形式に収まっている限り、同じ文章でもこの画像のような表現は難しい。BlogにはBlogなりの便利さや創造性というのはあるけれど、Blogという形式をベースに考えているからこそ発揮できていない何か、というのもかなりあるんだろうなぁ……。しばらくBlogという形式に収まりきらないBlog、というのを目指してみようかな。